【今知りたいでしょ】高血圧の新常識とふくらはぎパンパン法のやり方を渡辺尚彦さんが紹介!

高血圧の新常識とふくらはぎパンパン法のやり方
2024年6月20日放送の林修の今知りたいでしょ!はこの夏こそ要注意!高血圧にまつわる新常識で高血圧簡単対策ふくらはぎパンパン法などについて紹介されました!
教えてくれたのは高血圧の専門医で日本歯科大学 内科客員教授の渡辺尚彦さんです。

2024最新!高血圧にまつわる新常識

冬だけじゃない!夏の「寒暖差」が危険

「夏」血管が拡張体の夏を放出されます。
「冬」血管が収縮熱を逃がさないようにします。
血管が収縮すると血圧が高くなり「血管や心臓への負担が増えます」。
冬は「血圧上昇のリスク」が高まります。

しかし、「夏でも」急な血圧上昇の危険があることが分かっています

気温30℃以上のところから急にスーパーなど冷凍食品コーナーのような気温が低い所に行くと寒暖差で「血圧が上昇」します。
しかし、今年も「猛暑の予想」が血圧を上げないためにどうすればいい?

高血圧の新常識①首元の動脈と静脈が繋がる場所を温めると血圧上昇を予防

高血圧の新常識とふくらはぎパンパン法のやり方
首元の動脈と静脈が繋がる場所(首の両側)を温めると「血圧上昇を予防」できます。
首元を温めるのはタオル・手拭いでOKです。
涼しい場所へ行く20分ほど前から首を温めると血圧急上昇を防げるとのことです。

またサウナ利用の際は入浴上の注意事項を確認し、正しい利用を心がけましょう。
水風呂・水分補給など

減塩の誤解…味噌汁は血圧を下げる!?

高血圧の要因:塩分の摂り過ぎ
塩分を摂り過ぎると「血中の水分量が増加することで”血管に圧力がかかり血圧が上昇”」
食塩摂取量の目標値:1日あたり7g未満
渡辺尚彦さんによると、イギリスでは2025年を目標に「1日の食塩摂取量3g未満」を推奨しているとのことでした。

高血圧の新常識②1日2杯の味噌汁を飲むと摂り過ぎた塩分が排出され血圧が下がる!?

「塩分が多いイメージ”味噌汁”」が血圧低下につながるメカニズムとは
「味噌汁1杯の塩分量約1.5g」
元共立女子 臨床栄養学教授・医学博士の上原誉志夫さんによると、
正常拘高値の人 高血圧(ステージI)の人を対象に調べたところ全然血圧に影響がなく、
夜間の血圧はむしろ味噌汁を飲んだ方が下がった!とのことです。

上原誉志夫先生らの研究

1日2杯の味噌汁
正常高値血圧またはステージI高血圧が対象
約2か月間飲んでもらった
夜間の血圧が平均5以上低下

なぜ塩分を摂ったのに血圧が下がった?

上原誉志夫さんによると、
味噌の中に「血圧を下げる成分」があって原因物質はわからないが
「腎臓」から「食塩」を出しやすくする作用は「米麹味噌」が一番強いとのことです。
「米麹に含まれる成分が腎臓の働きをサポートする可能性が」塩分を体外に排出(血圧が低下)
「味噌汁」×「サバ缶」でより高血圧改善が期待できるとのことでした。
サバ缶:「血流を良くし、高血圧の改善が期待できる成分」を多く含むとのことでした。
汁の中に「味噌の機能性物質」が含まれるとのことでした。
具材から(栄養素が)溶け出してくるのでとのことでした。
高齢になっても「腎機能が落ちていなければ」1~2杯は問題ないだろうとのことでした。
「高血圧治療中の方は塩分摂取量については医師とご相談ください。」
渡辺尚彦さんによると、「お酢」から生成されるアデノシンという物質には「血管を拡張し血圧を下げる働きがある」とのことでした。

睡眠時無呼吸で血圧UPの危険

普通睡眠中は「血圧は下がる」のですが「睡眠中血圧が下がる時間が短くなる」と血圧は上がるとのことでした。
高血圧の要因「睡眠不足」が関係しているのですが、
就寝時のある現象で高血圧のリスクが「約2倍」に…それは「睡眠時の無呼吸」
渡辺尚彦さんによると、睡眠時無呼吸の患者さんは血圧が高い時が多いとのこと、
高血圧状態が夜間に続くので体によくないとのことでした。

「睡眠時無呼吸」血圧への影響は?

①呼吸停止 苦しくなり血圧上昇
②呼吸再開 一時的に覚醒 血圧上昇
「睡眠時無呼吸」交感神経が優位緊張状態「血圧上昇」
「通常の睡眠」副交感神経が優位リラックス「血圧低下」

仰向け寝:(喉の奥の筋肉が緩んで)気道を塞いでしまいます。
ですが横向き寝すると塞ぐことはありません。
パジャマの背中にポケットを付けてテニスボールを入れると自動的(痛みで)に仰向けが回避されます。

ウォーキングは30分!ポイントは下り坂

血圧改善におススメのウォーキング法

「時間」1日わずか30分でOK
福岡大学荒川規矩男名誉教授らの研究によると、毎日30分少し早歩きを21週間続けると血圧が下がるというデータがあるとのことでした。
1時間の場合は1回1時間を週3回血圧が改善する可能性があるとのことでした。
「場所」下り坂がおススメ
下り坂を歩く時の足への衝撃で脳内に分泌される「血圧を上げる物質」が減り、高血圧が改善
「歩数」いつものプラス「3000」歩!
2023年アメリカの論文によると、1日300歩増やすと座りがちな高血圧の高齢者の血圧が低下

名医が教える猛暑の夏場におススメ!高血圧改善につながる運動法

両手の平でふくらはぎを下から上に向かって叩きます。
ふくらはぎを叩くことで「静脈中の血液の流れを手助けしてあげる」ことができます。
外で運動できない時はふくらはぎを叩き、「ふくらはぎのポンプで血液を流して」あげます。

第二の心臓を叩くふくらはぎパンパン法のやり方

1)体育座りでふくらはぎの側面を掌底部分で下から上に向かって痛気持ちいい力加減で叩きます。
2)片足5分ずつが目安で行います。

3)さらにげんこつを使ってふくらはぎを片足3分ずつ叩きます。
筋肉が柔らかい風呂上りがおススメです。
渡辺尚彦さんによると、血圧が12~20くらい下がった人もいたとのことでした。
ただし、足に「静脈瘤」が出来ている方は負担をかけるため注意が必要です。

1日3回の歯みがきすると高血圧のリスクを抑えられる!?

大阪大学大学院 歯科研究科特任教授の天野敦雄さんによると、
2022年のイタリアから報告があったデータによると、
1日3回以上歯みがきする人は3回未満に比べ血圧が低いというデータが出ているとのことでした。
これには「歯周病」が大きく関係しているとのことでした。
「歯周病」が「高血圧」と関係している事が分かっているとのことです。
「歯周病」「血管が硬くなる」「高血圧」
「歯茎の炎症」「血管の炎症」
実は歯周病患者さんは心筋梗塞など「心血管疾患」になりやすい(リスクが約2倍)という報告があるとのことでした。
「歯周病菌」「血管の炎症」「心血管疾患」
実際心疾患を起こした人の血管から歯周病菌が見つかることもあるとのことでした。
中には心臓から発見されることもあるとのことでした。

高血圧にならないための「最強の歯磨き法」

①最強の歯ブラシは「電動歯ブラシ」
普通の歯ブラシ(ほうき)電動歯ブラシ(電気掃除機)
「電動歯ブラシは手磨きよりも効率的に歯垢(プラーク)を除去できるとのことでした。
②磨き方は「バス法」
「バス法」とは:磨きにくい歯間や歯茎との境目をキレイにする磨き方。
歯と歯茎の境目に毛先を45度の角度で当て、力まず小刻みに動かします。
天野敦雄さんによると、どんなにキレイに磨いたと思っていても普通の人は4割磨き残してるとのことでした。
4割磨き残してる所は毎日一緒365日磨けていないとのことです。
「歯周病菌」「高血圧」
定期的に歯医者さんへ通いましょう。

血圧は朝と夜の2回チェックが大事

血圧は「時間帯」「測る場所」でも数値が変動します。
いつ測るのが正解?
「朝」は高めになりやすいです。
「夜」低くなります。
1日2回測ってどうなっているのかを見るのは「体の調子」を見るにはいいとのことでした。
血圧は「朝」と「夜」2度測って変動を知っておくのが大事です。

「朝」起床1時間以内(トイレの後・食前)
「夜」寝る前(食後・入浴直前は避けます)

まとめ

参考になれば幸いです。
ゲンキの時間【高血圧対策】酢ピーナッツの作り方を渡辺尚彦先生が紹介
【ゲンキの時間】日常に潜む血圧上昇の罠と対策を市原淳弘さんが紹介!
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最後までお読みいただきありがとうございました。