健康 脂質異常症

【チョイス】脂質異常症の放置は危険!治療した方の体験談を紹介!

チョイス@病気になったとき 脂質異常症 動脈硬化

チョイス@病気になったとき2019年11月9日放送は、「脂質異常症」について紹介されました。
コレステロールや中性脂肪が高いと健康診断で指摘されてもそのままにしていませんか?
自覚症状がないからと放置していると・・・心筋梗塞や脳梗塞につながることも!
でもチョイスはあります。食生活の見直しで大幅改善した女性やあることをしただけで薬が減らせた女性など 今回はコレステロール・中性脂肪の新常識がチョイスされました。
教えてくれたのは、りんくう総合医療センター病院長 山下静也先生です。

脂質異常症

講師:りんくう総合医療センター病院長 山下静也先生
司会:八嶋智人さん大和田美帆さん

●脂質異常症と高脂血症の違い
高脂血症:
・LDL(悪玉)コレステロール⇒多い
・中性脂肪⇒多い

脂質異常症:
・LDL(悪玉)コレステロール⇒多い
○HDL(善玉)コレステロール⇒少ない
・中性脂肪⇒多い
患者数:220万人以上

脂質異常症とは?

●新川康子さん(60)の体験談
新川さんの趣味は水泳。毎日のようにプールに通い、多い日には1日2kmも泳いでいます。
しかし、3年前に受けた健康診断でLDL(悪玉)コレステロールが高いと指摘されました。
LDL(悪玉)コレステロールの正常範囲は140mg/dL以下、新川さんの場合は166でした。
しかし、新川さんはすぐに病院へは行きませんでした。
新川さん「あまり気にとめず、何かしんどいとかがあれば分かりますが、数値しか目に見えるものがなかったので普通の食生活をしていた。
自分はすごく健康でたくさん食べて運動するタイプです」
治療を受けることもなく、再び健康診断を受けるとLDL(悪玉)コレステロールは203に上昇。さらに次の年になると206まで上がっていました。
驚いた新川さんは病院へ行くと「脂質異常症」診断されました。
脂質異常症とは、血液の中にある中性脂肪やLDLいわゆる悪玉コレステロールが多かったり、HDLいわゆる善玉コレステロールが少ない状態。
新川さんはLDLが多いタイプの脂質異常症でした。

コレステロールには、HDLとLDLコレステロールがあります。
LDL(悪玉)コレステロールは、肝臓で作られたコレステロールを血管に運ぶ役割を持っています。
しかし、LDLが増えすぎてしまうと、血管の壁に入り込み動脈硬化を引き起こします。

HDLコレステロールは善玉コレステロールと呼ばれ、血液の中で余っているコレステロールを肝臓に運び、動脈硬化が進まないよう働いています。

毎日のように運動していた新川さんなのになぜ脂質異常症になってしまったのでしょうか?
国立循環器病研究センター研究所 病態代謝部長 斬波(しば)真理子先生によると、 新川さんは、運動の要因よりも食べ物の内容。
つまり脂やコレステロールをたくさん摂ったことが悪玉コレステロールが上がる要因になっていると考えられるのと、 食べた量に比べて運動で下げることができなかったとのことでした。
言われてみれば新川さんには思い当たることがありました。
新川さんは、肉をたくさん食べたり、ヨーグルトや牛乳もかなり食べていたし、おやつにチョコレートやシュークリームなど 脂質が多いものを気にせず食べていたそうです。
肉が好物な新川さんは週に3・4日は肉料理を食べていました。
そして泳いだ後の昼食はは定食一人前+菓子パン1個+おやつとして毎日のようにシュークリームやケーキなどを食べていたそうです。
そんな新川さんがチョイスしたのは、「食事の改善」です。
ご飯のおかずは好きだった肉は一切やめて、魚(青魚をチョイス)中心にしました。
このような食事を続けて206だったLDLが⇒2ヶ月後には142まで下がりました。
新川さん「食事に気をつけたら、LDLが下がると実感しました。うれしかったけれど、正直きつかった(笑)」【コレステ生活】

司会の八嶋智人さんと大和田美帆さんの疑問に
山下静也先生が解説してくれました。

Q.脂質異常症とは?

山下静也先生「簡単にわかりやすく言うと、脂質異常症⇒血液ドロドロ⇒動脈硬化を起こし、心筋梗塞・脳梗塞のリスクが増える怖い病気である」とのこと。

●中性脂肪:
・体のエネルギー源
・肥満の原因になる

●コレステロールの役割:
・細胞膜やホルモンの原料
悪玉:肝臓で作られ⇒血管(多いと動脈硬化) ⇒ 全身へ
善玉:肝臓で作られ⇒血管(少ないと余分なコレステロールが余り、動脈硬化)⇒肝臓

Q.脂質異常症の原因は?
・中性脂肪:食べ過ぎ・運動不足・過度のアルコール・甘いものの摂取
・LDLコレステロール:体質も影響します。
・肉の脂=飽和脂肪酸⇒LDLコレステロールを上げる

●コレステロールを多く含む食品
*摂取量の目安:1日200mg(動脈硬化予防・高LDLコレステロール血症の人)
・卵1個:210mg
・鶏レバー40g:148mg
・いくら大さじ1:96mg
・うなぎ1串:136mg
・バター大さじ1:25mg

Q.卵は何個でも食べて大丈夫?
・コレステロール:
7割⇒肝臓で作られる
3割⇒食べ物から吸収される⇒脂質を多く摂ると上がる

・LDLコレステロールが高い人:卵は週に1・2個まで
*食べ物の影響を受けやすい人と受けにくい人がいるそうです。

Q.自分の体質はどうしたら分かる?
・毎年最低1回は健康診断を受ける⇒脂質異常が分かる

●LDLコレステロールを下げる食品
・食物繊維
・大豆・海藻など
*大豆だけというのではなく、色んなものを食べること。

Q.HDL(善玉)コレステロールを増やすには?
・有酸素運動を行う⇒目安:週180分

●有酸素運動の効果
・中性脂肪ダウン
・HDL(善玉)コレステロールアップ

Q.脂質異常症の薬は飲み続けないといけない?

脂質異常症の薬を減らせるチョイスとは?

●豊浦淳子さん(73)の体験談
豊浦さんが脂質異常症と分かったのは50歳の頃でした。
豊浦さん「医師から「美味しいものばかり食べているのでは?」と言われ「そんなことはない」と答えましたが、 やめるべき食べ物の中で、私が嫌いなものはうなぎだけで後は全部好きなものだった(笑)」
脂身の多い肉やいくら、卵などが大好きだった豊浦さんこの時すでにLDL(悪玉)コレステロールがかなり高く、 飲み薬による治療がすぐに必要な状態でした。
豊浦さんに処方されたのは「スタチン」という肝臓でコレステロールが作られるのを抑える薬でした。
この薬を1日1錠、20年間飲み続けて悪玉コレステロールを抑えてきました。
しかし、3年前、安定していたコレステロールの数値が突然悪化したのです。
豊浦さん「今までと同じ生活をしていても、数値が悪くなったので、薬を倍に増やしましょうとなった」
医師の診断でスタチンが倍増になった豊浦さん。ところが薬を増やした1週間後体に異変が現れました。
豊浦さん「服を脱ぐのに痛みで手が上がらなくなって、初めは薬の副作用だとは思わなかったですが、 薬の副作用で首や肩に筋肉痛のような痛みが現れたのです。
豊浦さんは医師に相談し、スタチンを元の量に戻して、代わりに「エゼチミブ」というコレステロールの吸収を抑える薬を飲むことになりました。
さらにあるチョイスをしました。
毎日5000歩のウォーキングを始めたのです。
しかも、豊浦さん「夕食後に歩いた方が良いと聞いて、夜歩くことにした。
お腹いっぱいでは歩けないので食べる量も控えて、早い時間に食べて歩くようにした」

夕食後に歩く⇒夕飯の量が減る⇒2年間毎日続けた豊浦さん。
その効果はLDLの数値が156⇒65まで下がっり薬の量も減らせました。
豊浦さん「歩くのが良いといわれ、半信半疑だったが、こんなに体が応えるのだと知った。続けないといけない」

私も毎食後ウォーキングしています。脳梗塞をやったので2度目は危険なのでその予防です。

山下静也先生の解説です。
薬+ウォーキング:脂肪が減る⇒脂質異常症の薬が効きやすくなる

Q.急にコレステロール値が上がったのはなぜ?
閉経後高脂血症:女性ホルモン(エストロゲン)減少⇒LDL(悪玉)コレステロール増加

●脂質異常症の薬
◆中性脂肪が多い場合
・フィブラート:中性脂肪の生成を抑制・分解を促進
・選択PPARαモジュレーター:同上
・ニコチン酸誘導体:中性脂肪の生成を抑制
n-3系多価不飽和脂肪酸:血栓予防・中性脂肪の生成も抑制

◆LDL(悪玉)コレステロールが多い場合
・スタチン:コレステロールの合成を阻害
・小腸コレステロール輸送体阻害薬:コレステロールの吸収を阻害
・陰イオン交換樹脂製剤:胆汁酸を吸着してコレステロールの分解を促進
・プロブコール:コレステロールの肝臓への取り込み促進LDLの酸化を抑制
・PCSK9阻害薬:LDLの分解を促進

●治療の目標値
・一次予防:中性脂肪:150以下・HDL:40以上
・LDL:低リスク群:160以下・中リスク群:140以下・高リスク群:120以下(心筋梗塞のリスクの高低)

・二次予防(すでに狭心症や心筋梗塞などを発症した人):中性脂肪:150以下・HDL:40以上
・LDL:100以下、急性冠症候群の時など70以下

【脂質異常症】生活習慣以外の原因とは?

●栗山幸生さん(71)の体験談
40代の頃から胸の苦しさに度々襲われるようになりました。
栗山さん「心臓が締め付けられるような感じ、特に階段を上がった後感じ、病院に行って診察を受けたら、
「労作性狭心症」と診断されました」
狭心症とは:心臓に酸素や栄養を運んでいる冠動脈の内側が狭くなり、胸が一時的に痛くなったり、圧迫感を感じたりする病気です。
栗山さんは階段を上がった時など体を動かした時などに症状が現れる労作性狭心症でした。
当時の栗山さんの頸動脈の超音波画像が映し出されましたが、血管の壁にコレステロールがたまり、膨らんでいるのが分かりました。
いつ血管が詰まってもおかしくない状態だったそうです。
栗山さんは20代の頃からLDL(悪玉)コレステロールが高いと指摘されていたのです。
栗山さん「毎年受けていた健康診断で“コレステロールが高い、要再検査”と書いてあった。
でも、生活上何も支障がなかったので放っておいた」
若い頃からLDL(悪玉)コレステロールが高かった理由は「家族性高コレステロール血症」だったのです。

家族性高コレステロール血症って?
国立循環器病研究センター研究所 病態代謝部長 斬波真理子先生によると、
家族性高コレステロール血症は、体質的に、子どもの頃からLDL(悪玉)コレステロールが高い病気のこと。
そのためにLDL(悪玉)コレステロールの蓄積が早い段階から起きますので、
若い時から心筋梗塞や狭心症などが動脈硬化によって起きやすい病気だそうです。

家族性高コレステロール血症と判明した栗山さんには思い出したことがありました。
栗山さん「父も心臓病で亡くなっているし、私は3人兄弟ですが、3人とも心臓病になっているので、 家族全員そうだったから家族性高コレステロール血症と理解した」
栗山さんは「エゼチミブ」というコレステロールの吸収を抑える飲み薬に加え、30年間ある治療を受け続けていました。
それが、「LDLアフェレシス」という血液を体外で循環させてLDLコレステロールを装置に吸着させて取り除く治療です。
栗山さんは1回約4時間かかる治療を2週間に1回必ず受けています。

栗山さん「血液のコレステロールを元から絶っているわけではないので、治療をずっと継続しなければならない。
いつまで、つきまとうんだと思うけれど、こういう病気になってしまった以上しかたない・・・」
栗山さんは現在、難治性家族性高コレステロール血症患者会の代表を務められています。
同じ病気の子ども達が少しでも早く診断を受け、治療を始められるよう啓蒙(けいもう)活動に情熱を注いでいます。
栗山さん「やっぱりもっと早く治療を開始していたら、もっと進行を抑えられたんじゃないかという思いはある。
自分の息子に対しても、そう思いますし、患者の集いに小さな子どもを連れてくる親も同じ考えだと思う」

両親のどちらかが家族性高コレステロール血症の場合、1/2の確率で遺伝すると山下静也先生は言います。

●家族性高コレステロール血症かどうかのポイント

・治療前のLDLコレステロール値が180mg/dL以上
・手や足などに「黄色腫」⇒アキレス腱に出やすいそうです。
・家族が家族性高コレステロール血症もしくは
・家族が若い時に心筋梗塞や狭心症などを発症

家族性高コレステロール血症には2種類あり、下記の通りです。
LDLコレステロール値が高い方は子供さんにも血液検査を受けさせた方が良いそうです。

・ホモ接合体(16万人~100万人に1人)
生まれた時から高コレステロール血症
若い時から冠動脈疾患のリスクが高い

・ヘテロ接合体(200~500人に1人)
冠動脈疾患のリスクが高い

●蓄積LDLコレステロール
200mg/dL×30年=6000mg/dL・年

蓄積LDLコレステロールが「6000mg/dL・年」を超えると、
冠動脈疾患を起こしやすいと言われていますので、
早く見つけて早く治療することが大事です。

●家族性高コレステロール血症の治療は運動など生活習慣の改善に加え、
◆家族性高コレステロール血症の薬(特に○印の薬など)を使い、LDLコレステロールを減らします。
○スタチン:コレステロールの合成を阻害
・小腸コレステロール輸送体阻害薬:コレステロールの吸収を阻害
・陰イオン交換樹脂製剤:胆汁酸を吸着してコレステロールの分解を促進
○プロブコール:コレステロールの肝臓への取り込み促進LDLの酸化を抑制
・PCSK9阻害薬:LDLの分解を促進

しかし、それでもLDLコレステロール値が変わらず進行を抑えられない場合は、
栗山さんのように「LDLアフェレシス」の治療を受けることになります。

●LDLアフェレシスの費用
1回、17万円程度ですが保険が利きますので5万円程度(3割負担の場合)になるそうです。
*高額療養費制度が適用の場合も(重症の場合回数が増えるため)
栗山さんの場合2週間に1度なので月2回、重症の場合月4回受ける方もいるそうです。

最後に

もし脂質異常症と分かったら放置しないで専門医の指導で生活習慣を改善し適切な治療を。
私の母は中性脂肪と尿酸値が高かったのですが、私も同じく受け継ぎ、
プラス飲んべえだった父を受け 継ぎ、 酒飲みに・・・。
と言うことで、痛風と脳梗塞を発症しました(T_T)
思い当たる方は早期発見と早期治療を!
最後までお読みいただきありがとうございました。

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