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きょうの健康【腎臓病でも楽しめる食事のレシピ】細島康宏先生が解説

きょうの健康 腎臓病 食事
きょうの健康2020年3月5日放送は新常識! 腎臓病というテーマで今回は、「楽しく食べて治す工夫」が紹介されました。
腎臓病がある場合、腎臓の負担を減らすために食事のタンパク質を制限することがあります。
でも肉や魚と言ったメインディッシュはタンパク質がが多い物ばかり、腎臓病があると食事は楽しめないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません!食材選びや調理のコツを知っていれば毎日、美味しい肉や魚料理を楽しむことができるんです。
今回は腎臓病のある人の食事の摂り方について教えてくれました。
教えてくれたのは新潟大学大学院 特任教授 細島康宏先生です。

腎臓病・楽しく食べて治す工夫

講師:新潟大学大学院 特任教授 細島康宏先生
腎臓病の食事療法のスペシャリストです。
キャスター:黒沢保裕さん・岩田まこ都さん
●腎臓に負担をかけない食事で
・早期:腎不全を防ぐことができます。
・進行:透析開始を遅らせることができます。
・透析治療中:安定した透析治療・生活を続けるために重要です。

腎臓病・楽しく食べて治す工夫今回のポイント

負担をかけない食事

腎臓病のある人の食事その基本はタンパク質を摂り過ぎないことです。
摂取したタンパク質は腎臓で処理され不要な物は老廃物として尿から排泄されます。
そのため腎臓病のある人はタンパク質を摂り過ぎると老廃物が多くなり腎臓の負担が大きくなります。

腎臓病・タンパク質の摂取量

標準体重1kgあたり:1日0.6~1.0g
例えば身長165cmの場合、標準体重は60kgなので1日36~60gとなります。
細島康宏先生によると、一般的な日本人の場合、1日60~80gのタンパク質を摂っているそうです。
Q.タンパク質は筋肉の材料なのに制限してもいい?
細島康宏先生によると、タンパク質を減らすと筋肉量が減りやすく、特に高齢者は寝たきりにつながることがあるそうです。
なので、年齢や腎機能の程度によって緩める場合もあるそうです。
・高齢者:筋肉の減少が激しい、「サルコペニア」が考えられる場合
・子ども:成長を妨げないようにするため
・早期の腎臓病:腎機能があまり低下していない場合

腎臓病の食事の基本その2

エネルギー量はしっかり摂る
・標準的な活動量の場合:標準体重1kgあたり1日25~35kcal
例えば、身長165cmの場合、標準体重は60kgなので1日1500~2100Kcalとなります。
タンパク質に加え、エネルギーも制限すると体が筋肉を壊し、エネルギーにしてしまうからだそうです。
なのでしっかりエネルギーを摂らなければならないそうです。
タンパク質制限の場合、炭水化物、脂質を摂取します。
ただし、糖尿病や肥満のある人は炭水化物や脂質の摂り方は管理栄養士や医師に相談してください。

腎臓病の食事の基本その3

食塩は控えめに
腎臓は体内の余分な塩分を処理、排出しています。
腎臓病があるのに食塩を摂りすぎると体内の塩分濃度が上がり、その結果血圧が上がるため、さらに腎臓に負担をかけます。
食塩は1日3-6gに決められています。

腎臓病・食材選びと調理のコツ

タンパク質制限をしながら食事量をしっかり摂るためには低タンパク質食品の活用が有効になります。
一般的なごはんのタンパク質含有量(100g中):2.5g程度ですが、
低タンパク質食品のごはんは(100g中):0.1g程度で1/25だそうです。
そして減塩のために活用できるのが減塩調味料です。
また、しょうゆ用のスプレー容器もあり、しょうゆのかけ過ぎを防ぐことが出来ます。

さらに食塩を使わずに味付けが出来るだし、お酢、薬味、スパイス、ハーブなどを活用し、
うまみ、酸味、辛味、香りなどを味付けする方法です。
●低タンパク質食品の活用で
1.タンパク質制限がしやすくなります。
2.タンパク質が減る分肉・魚料理が食べやすくなります。
3.十分なエネルギー量を摂りやすくなります。
そしてタンパク質が少ない食材、砂糖・春雨・バター・マーガリン・油なども活用すると良いそうです。

Q.腎臓病の人に野菜はどうなる?
細島康宏先生によると、腎臓病になると体が酸性に傾くのですが、野菜や果物はアルカリ性のためそれを防げるそうです。
ただし、「高カリウム血症」に注意が必要だそうです。
カリウムは野菜・果物に多いミネラルなので、
腎機能低下すると、カリウムが血液中にたまりやすいため、不整脈などを起こしやすくなるそうです。
⇒カリウム制限が必要になるそうです。
カリウムは水に溶けやすいので、切り口を大きくしてゆでて、ゆで汁を捨てるとカリウムを大きく減らせるそうです。

腎臓病・実践!制限でも美味しい肉・魚料理

腎臓病があり、タンパク質制限が必要な人の場合、実際にはどんな食事になるのでしょうか?

腎臓病の人でも楽しめる食事メニュー

教えてくれるのは新潟大学医歯学総合病院 シェフ関本拓夫さんです。

腎臓病・パエリア・バレンシア風リゾット仕立てのレシピ

腎臓病・パエリア・バレンシア風リゾット仕立ての材料(2人分)

・オリーブオイル:20g
・鶏もも肉:30g
・小エビ:60g
・あさり:120g
・バルサミコ酢:10g
・低タンパク質ごはん:300g
・ブラックペッパー:0.6g
・にんにく:0.2g
▼A
・チキンブイヨン:120g
・サフラン:0.2g
・パルメザンチーズ:6g
・パプリカ(細かく刻む):30g
トマト(細かく刻む):60g

・塩:1.4g
・ブラックペッパー:0.6g
・レモン:20g
・パセリ:0.6g

腎臓病・パエリア・バレンシア風リゾット仕立ての作り方

1.オリーブオイルで鶏肉、小エビ、あさり、ごはんを炒めます。
2.(A)を加え、塩、ブラックペッパーで味を調えます。
3.器に盛り、レモンとパセリを添えて出来上がりです。

今回の詳細についてはきょうの健康2020年3月号に掲載されています。

最後に

腎臓病の食事療法は個人によって違うそうなので、
主治医、管理栄養士の先生方に相談が必要です。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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