2023年2月21日放送のすまたんZIP!のさかな(佐藤佳奈)のとれたてリサーチはこども日は祝日なのになぜひな祭りは祝日じゃないの?について紹介されました!
教えてくれたのは和暦研究家の高月美樹さんです。
目次
なぜひな祭りは祝日じゃないの?
高月美樹さんによると、「ひな祭り」も「こどもの日」も
季節の変わり目の「節句」でしたとのことでした。
3月3日ひな祭り(桃の節句)
平安時代ごろから人形に子どものけがれを移し、
その人形を川に流す「流し雛」行われ、やがて「人形は女の子の遊び道具に」
5月5日こどもの日(菖蒲の節句)
江戸時代「菖蒲」が武を重んじる「尚武」と
同じ読みから家の跡継ぎの「男の子健やかな成長と一族の繁栄を願いました」
実はひな祭りも祝日だった
高月美樹さんによると、
実は江戸時代まで「ひな祭り」も祝日だったそうです。
江戸時代「五節句」も祝日だった
・人日:1月7日七草の節句
・上巳:3月3日桃の節句
・端午:5月5日菖蒲の節句
・七夕:7月7日笹の節句
・重陽:9月9日菊の節句
しかし…明治6年(1873年)
政府が現在の西暦を公の暦として採用
同時に「五節句」の祝日も廃止
なぜ「こどもの日」だけが祝日に?
昭和23年(1948年)
「国民の祝日に関する法律」制定
国民の審議と「全国民の問題」として
世論調査も行われました。
候補日の例
・新年
・天皇陛下のお生まれになった日
・お盆
・新憲法施工の日
・春分(彼岸の中日)
・秋分(彼岸の中日)
・国のために亡くなった人々を追憶する日
・体育祭
・花祭(お釈迦様の生まれた日)
・節分
・七五三のお祝
・建国の記念日
・母に感謝する日
・新穀に感謝する日
・ひな祭り
・端午の節句
・七夕
・七草
※「祝祭日に関する世論調査」昭和23年1月23日~同年2月25日により「5月5日端午の節句」が祝日に
5月5日が「こどもの日」に選ばれた理由
・初夏で行楽にも適した季節。
・ちまきや柏餅など伝統的なお祝いの食べ物がある。
などが考慮されたようです。
ひな祭りの食べ物の意味は?
ちらし寿司
・海老(腰が曲がるまで長生き)
・錦糸卵(黄身と白身は金と銀の例え)
・レンコン(遠くまで見通せるように)
・絹さや・桜でんぶ(若草や桃など”春の色”を表します)
はまぐりのお吸い物
・相性の良い理想の伴侶に恵まれるように
はまぐりは対の貝殻しか絶対に合わないことから
菱餅
・滋養強壮に富み漢方にも用いられる「菱の実」にあやかって
子孫繫栄や長寿を願って色は「春」を表し
ピンク「桃」白「雪」緑「若草」
まとめ
参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。