2022年9月20日放送のすまたんZIP!のさかな(佐藤佳奈)のとれたてリサーチは正しいのはなす?なすび?について紹介されました!
教えてくれたのは三省堂国語辞典編集室編集長の細見雅彦さんです。
目次
正しいのはなす?なすび?
“なす””なすび”どっちで呼んでる?
🍆なす:59.1%(東日本が主)
🍆なすび:40.9%(西日本が主、両者拮抗の県あり)
※タウンネット調べ
正しいのはなす?なすび?
・細見雅彦さんによると、どっちも正しいそうです。
なす【茄子】=なすび
なすびの”び”ってなに?
・細見雅彦さんによると、
「本草和名」(日本最古の薬物辞典)に「奈須比」とあるように「なすび」から「び」がとれて「なす」になったそうです。
🍆奈良時代に中国から伝わり、「なすび」と呼ばれて関西で多く栽培されていたそうです。
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なすびが好物だった徳川家康が江戸でも育てるよう命じました。
➡生産量が少なく高価だったため(初値が1個1両(約10万円)ついたことも)、なかなか売れなかったそうです。
…しかし
「なす=成す」と名付けたところ縁起がいいと広まったそうです。
※諸説あります。
“一富士二鷹三茄子”とは?
・細見雅彦さんによると、江戸時代から言い伝えられていることわざでいずれも縁起がいいことから初夢に見るといいとされたようですとのことでした。
説①
🍆徳川家康が領有した駿河国(静岡県)の名物を並べた。
説②
🍆駿河国で高いもの
富士山・愛鷹山(静岡の山)・初茄子の値段
説③
・縁起がいいもの
富士は「不死」=不老長寿
鷹は「高・貴」と読みが同じ=出世栄達
茄子は実がよくなる=子孫繫栄
「秋茄子は嫁に食わすな」は嫁いびり?
🍆細見雅彦さんによると、秋の茄子は特に味が良いから嫁に食べさせるなと言う姑の嫁いびり言葉だそうです。
6月頃~夏なす
皮が厚く果肉が詰まった実種が多め。
9月以降~秋なす
皮が薄くて柔らかく、水分も含んだ実種も少なめ。
しかし江戸時代から逆説が…
🍆秋のなすで嫁が体を冷やすといけないから
🍆種が少ないので子供ができないといけないから
など嫁の身の上を案じる言葉も
秋なすは10月いっぱいまで楽しめます。
まとめ
参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。